ココナッツオイルを摂取することは、美容にとっても
健康にとっても効果的ですが、その理由は、ココナッツオイル
に含まれる中鎖脂肪酸のひとつ「ラウリン酸」と、
体内で作り出される「ケトン体」という物質にさまざまな
効果や効能があるからなのです。
ココナッツオイルは、ラウリン酸が豊富
ココナッツオイルは主に中鎖脂肪酸という脂質で
できており、約60%ほどの中鎖脂肪酸が含まれています。
中鎖脂肪酸には、ラウリン酸、カプリン酸、カプリル酸
がありますが、注目すべきは「ラウリン酸」。
ラウリン酸は、初乳にも多く含まれている成分で、
まだ免疫力のない赤ちゃんを守るために強い抗菌作用
を持っており、命を育む上で欠かせない脂肪酸。
粉ミルクにも必ず配合されています。
他にも牛乳やパームオイルなどラウリン酸が含まれている
ものはありますが、 !
しかも、ラウリン酸を豊富に含む天然の食材は、
ココナッツオイルだけなのです!
ラウリン酸を摂取すると、免疫力が高まり、病気をしにくい
強い体になり、さまざまな肌トラブルも事前に防ぐ効果が
あります。
さらに、酸化に強いので、脂肪酸が腸まで届いて働きを
よくし、便秘予防と解消にも効果的。
ココナッツオイルを摂取することは、健康にとっても
美容にとっても効果を発揮するのです。
ケトン体の効果
中鎖脂肪酸は、摂取すると肝臓の中で分解され、「ケトン体」
という物質を作り出します。
通常、脳はエネルギー源としてブドウ糖を必要としますが、
ケトン体はブドウ糖に代わるエネルギー源になり、
神経細胞に届き、エネルギーに変換されて脳を活性化させます。
この仕組みによって、アルツハイマー病の改善にも効果がある
と言われています。
また、優れた抗酸化作用を発揮するので、体内の酸化を防ぐ
アンチエイジングにも効果があります。
これは活性酸素によって、体内がサビつくのを防ぐため。
活性酸素とは・・・
脳や内臓を働かせたり、体を動かしたりするために、
私たちは常にエネルギー代謝をしていて、エネルギーを
燃やすために酸素が使われます。
燃焼した後の酸素のほとんどは水に還元されますが、
残りの僅かな酸素は厄介な活性酸素に変化してしまいます。
活性酸素は、紫外線、ストレス、喫煙、添加物の多い食事、
喫煙などさまざまな原因で発生します。
体にとって有害なものを解毒するときに大量に発生するのが
活性酸素なのです。
活性酸素は、細胞の内側に入り込んでサビつかせ、
認知症、動脈硬化、骨粗しょう症などの病気にも
深く関係しており、細胞内の遺伝子がサビると
遺伝子情報が改変されて、ガンを引き起こすほど
厄介なものになるのです。
また、シミやシワの一因にもなります。
私たちには本来、活性酸素のサビから身を守る酵素群
(マンガンSOD、FOXO3a、カタラーゼ)が
備わっていますが、加齢や不摂生で働きが鈍ると、
活性酸素の攻撃を阻止できなくなって、老化が加速
してしまいます。
しかし、ケトン体を構成する主成分である「β-ヒドロキシ酪酸」
に、マンガンSOD、FOXO3a、カタラーゼなどのアンチエイイジング
酵素群を活発にさせる働きがあることが判明。
つまり、ケトン体はアンチエイジングの強い味方!なのです。
活性酸素は生きている以上、避けられない現象ですが、
その度合いによって老化の速度は変わってくるので、
できるだけ酸化をしない体作りが必要。
すでに、サビてしまった細胞は無理ですが、サビつくスピード
を遅らせることは今からでも可能です。
ココナッツオイルを積極的に摂取して、活性酸素の害から
身を守り、いつまでも若々しい体をキープしていきましょう!