2016年9月24日の世界一受けたい授業は、健康になる3つのスーパーオイル特集。
米油・えごま油・マカダミアナッツオイルが紹介されていました。
米油
通常のビタミンEの40~60倍もの抗酸化力があるという「スーパービタミンE」が豊富!
悪玉コレステロールを退治してくれる他、老化予防に効果があります。
また、自律神経の働きを調整する効果があり、倦怠感や不眠などの改善が期待できます。
米油で揚げると油っこくなくサックリ揚がるのも特徴。
料理で油を使う時に一番してはいけないこと
料理で油を使う時に一番してはいけないことは、酸化した油を使うこと。
油が腐らないというのは大きな間違いです。
揚げ物などに使った油を使い続けると、酸化してしまい悪くなります。
また、油を開封しただけで酸化が始まります。
サラダ油は開封後1~2か月など、油の種類によって酸化する期間が変わります。
私たちは気が付かないうちに酸化した体に悪い油を摂っている可能性が高いのです。
酸化した油を体内に入れ続けると、血管壁に酸化した油が蓄積され、血液の通り道を狭くし、高血圧の原因になります。
さらに、血管が酸欠や栄養失調になり、最悪の場合、動脈硬化や脳卒中などを招く原因になります。
油を加熱したときに嫌な臭いがしたり、煙が出たり、泡が消えない場合は、かなり劣化が進んでいるので、すぐに捨てましょう。
油はどうやって選んだら良いの?
油の種類も大事ですが、油が入った容器も見るようにしたら良いそう。
油は光でも酸化するので、透明な瓶より遮光性の瓶がオススメです。
透明な瓶の場合は、暗い場所か、アルミホイルで包んで保存するようにしましょう。
えごま油
えごま油とは、シソ科「えごまの種」から採れる油で、必須脂肪酸のひとつであるオメガ3系の油。
オメガ3は人の体内では作ることができず、現代人が不足している脂肪酸です。
オメガ3のひとつである「α-リノレン酸」の含有量をごま油・オリーブ油と比較すると、えごまは圧倒的に多いのが特徴。
えごま油小さじ1杯で、1日分のオメガ3摂取量をとることができます。
えごま油を摂取することで、血液の流れが良くなり、動脈硬化の予防になります。
また、女性には嬉しい美肌効果や老化予防効果もあります。
えごま油の効果が薄れてしまうこと
えごま油は加熱すると、効果が薄れてしまいます。
えごま油に限らずオメガ3系の油は、他の油に比べて成分が壊れやすいという性質があります。
100℃以上で急速に劣化するので、100℃以上で揚げる天ぷらや揚げ物はNG。
手作りドレッシング・納豆・卵かけご飯に使ったり、食べる直前にみそ汁に垂らして食べたりするのがオススメ。
さらに、熱に弱い以外に長期保存にも向かないので、酸化を防ぐために冷蔵庫で保存して2か月以内に使い切りましょう。
番組内で紹介されていた島根県川本町で作られた国産えごま油は、手に入らない人気商品だそう。
マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツオイルから作られる油で、脳の血管にも届く油。
一般的な価格は約1200円(180g)と普通の油より高めですが、他の植物油にはほとんど含まれていない「パルミトレイン酸」という成分が糖尿病予防に効果的。
さらに、限られた栄養素しか通さない脳の血管にもパルミトレイン酸は入り込めるため、脳の血管を丈夫にして、脳卒中を防ぐ効果に期待できます。